御霊神社は境内から走行中の江ノ電を撮影できる珍しいスポットだと紹介されていた。特に鉄道ファンというわけではないが行ってみた。
※2022年11月参拝
鎌倉大仏・高徳院から徒歩約9分で到着。(江ノ電・長谷駅からは徒歩約3分)
だが、境内は撮影禁止・・・残念。
↓ このくらいは許してもらえるかな~?
御霊神社とは?
御霊神社は、平安時代後期の武将・鎌倉権五郎(ごんごろう)景政(平景政)を祀る神社。
権五郎神社とも呼ばれています。
もとは坂東平氏5氏のご先祖の霊を祀る神社で、五霊から転じて御霊神社と呼ばれるようになったようです。
肝が据わった若武者
眼を射抜かれる
鎌倉権五郎景政は、源義家が奥州を平定した「後三年の役」に弱冠16歳で初陣を果たし、勇名を馳せました。
次のようなエピソードがあります。
舞台は「後三年の役」の勝利を決定づけた金沢柵(かねざわのさく)の戦い(秋田県横手市)。
最前線で戦っていた景政は眼を射抜かれたが、その矢を抜こうともせず即座に矢を射返して討ち取ったといいます。
「えー、ほんまに~!? すごない?」(←えー、本当!? すごくない?)
ただ、ここまでの話なら、ありそうな武勇伝の一つ。この逸話はこのあとが面白い。
命より名誉
景政は陣に戻ると馬から落ちて倒れた。
矢を抜こうと同僚の三浦為継が景政の顔に足を掛けたそのとき、景政は
「弓矢に当たって死するは武士の本望。
なのに土足をもって面を踏むとは何事ぞ!」
と激怒し、刀を抜いて為継を突こうとしたという。
命より名誉を重んじた景政。
その言動は「鎌倉武士の鑑」と賞賛され、ついには神として祀られるようになった・・・
というお話でした。
16歳の若武者、あっぱれ!
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これにて、今回の鎌倉巡礼は終了です。紅葉にはちょっと早かった。
御朱印「御霊神社」
直書きでいただきました。
●御霊神社の基本情報
・ご祭神:鎌倉権五郎景政
・創建:平安時代後期と推定
・神奈川県鎌倉市
2022(令和4)年11月17日(木)参拝(60歳8か月)