円応寺はご本尊として閻魔大王を祀り、「閻魔堂」「十王堂」とも呼ばれます。極太の御朱印が人気のようです。
建長寺を出て、円応寺に向かいました。
道路を挟んで建長寺の斜向かいにあり、数分で着きます。
閻魔さまの寺
鐘楼の先に本堂があり、正面にご本尊が祀られています。
閻魔大王像を中心に本堂の左右に十王像などが安置されていて、間近に拝むことができます。
閻魔大王と十王
死後の世界にいて、やってきた人を尋問し、生前の罪を裁く恐ろしい形相の大王・・・これが閻魔大王のイメージ。
実際はどうなの? ということでざっくりまとめてみました。
・閻魔大王はもとインドの神話に登場する「ヤマ」。
・「ヤマ」は人類史上で初めて死んだ者とされ、冥界(死後の世界)を最初に知ったことから冥界の支配者となった。
・「ヤマ」は仏教に取り入れられ「エンマ」となり、餓鬼道または地獄の王と考えられた。
・道教の影響により十王思想の裁判官の1尊とされた。
・日本で十王思想は十三仏信仰となり、閻魔さまはお地蔵さま(地蔵菩薩)と一体と考えられ信仰の対象となった。
閻魔さまのおかげ?
十王とは、亡者が冥界において出会う十人の王のこと。
冥界では十王にそれぞれ、つまり、計十回も取り調べを受けるそうです。(閻魔さまの一回だけじゃなかった (-_-;))
初七日から七日ごとに各王の取り調べをうけ、「五 ・七日(三十五日)の閻魔大王が、六道(天上、人間、修羅、畜生、餓鬼、地獄)のどこに生まれ変わるかを決定」するそうです(円応寺HPより)。
なので、
「私たちがいま人間として存在するということは、前生の行ないを閻魔様が判断した結果です」とのこと・・・
⇒生きていられることに感謝、ですね。
御朱印「十王」
噂(?)の極太御朱印です(書き置き)。
●円応寺の基本情報
・臨済宗 建長寺派
・山号:新居山
・御本尊:閻魔大王
・創建:伝1250年
・神奈川県鎌倉市
2022(令和4)年11月25日(金)参拝(60歳8か月)