建長寺は鎌倉の紅葉の名所です。谷戸(やと)に開かれた境内を奥へ進み、黄や赤に染まる樹々を眺めながら展望台まで上り、雪化粧した富士山を拝みました。
(前編から続く)
▼大庫裏から中へ上がり、内部拝観します。
禅寺の庫裏(くり)は本来、「寺の台所」の意味だそう。現在は参拝者を迎える機能を持たせているところがあります。
▼庫裏から方丈へ回り、唐門を内側から撮影。
▼上の写真の反対側、方丈裏の池泉庭園。
腰かけて鑑賞することができます。
ほぼ同じ写真だけど、もう一枚。
▼方丈を出て、木の間から大庫裏を撮影。
▼葉っぱ越しに唐門。
▼唐門の左側にある参道。境内の奥へ進みます。(時刻11:03)
お寺の参道らしくない?
建長寺もほかの多くの鎌倉の寺院と同様、谷戸(やと)と呼ばれる谷あいの狭小な土地に開かれています。なので、岩肌を間近に見たりします。
▼建長寺の鎮守「半僧坊(はんそうぼう)」へ向かいます。1つ目の鳥居。(時刻11:23)
▼2つ目の鳥居。その先には石段上りが待ち受けていた。
▼3つ目の鳥居。この後も上りが続く・・・
着いた?(時刻11:31)
▼この天狗と河童さんたちは何?
と思ったら、河童ではなく、すべて天狗らしい。
半僧坊のご祭神・半僧坊大権現に仕える天狗の像が12体祀られています。
▼石段上りがまだあった・・・
▼今度こそ着きました。(時刻11:37)「半」が写ってません (-_-;)
ここで半僧坊の御朱印をもらえます。(私はもらいませんでした)
▼ 「山頂へ5分」の案内板が・・・
さらに上があるのか!?
ここまで来て、山頂に上らないという選択肢はない。
▼半僧坊からさらに150段の石段を上ります。
途中、
さっき見てきた伽藍が見えるではないか!
上から見ると、谷間に境内が開かれているのがよくわかります。
というか、ほぼ山の中。
▼そして、石段を150段上りきると・・・
キター! マウント フジ!!
白いお頭を雲の上にのぞかせている。(時刻11:44)
写真を撮ったり参道脇にある塔頭寺院に寄ったりしながら歩いて、唐門の横からここまで約40分。
達成感あり~
▼ということで、戻ります。
黄色がきれいだったなぁ~
・・・
すっかり下山(?)して、三門の近くまで来ました。
▼三門横にある鐘楼。(時刻12:07⇒富士山を見てから23分)
▼梵鐘は建長寺の創建当時から残るもので、国宝の指定を受けています。
これにて建長寺の参拝は終了。
鎌倉五山一位にふさわしく見応え(歩き応え?)のあるお寺でした。
御朱印「南無地蔵尊」
直書きしていただきました。
●建長寺の基本情報
・臨済宗 建長寺派 大本山
・山号:巨福山(こふくさん)
・御本尊:地蔵菩薩
・創建:1253年
・開基:北条時頼/開山:蘭渓道隆
・文化財:国宝、重要文化財
・神奈川県鎌倉市
2022(令和4)年11月25日(金)参拝(60歳8か月)