541こ・む

神社仏閣めぐり初心者が始めた「なるほど」参拝紀行

【鎌倉・建長寺(後編)】上り見る 富士の高嶺と 谷戸の秋 |60歳からの御朱印めぐり〔020/541〕

建長寺_半僧坊参道

建長寺は鎌倉の紅葉の名所です。谷戸(やと)に開かれた境内を奥へ進み、黄や赤に染まる樹々を眺めながら展望台まで上り、雪化粧した富士山を拝みました。 

 

(前編から続く)

▼大庫裏から中へ上がり、内部拝観します。

建長寺_大庫裏

禅寺の庫裏(くり)は本来、「寺の台所」の意味だそう。現在は参拝者を迎える機能を持たせているところがあります。

▼庫裏から方丈へ回り、唐門を内側から撮影。

建長寺_唐門

▼上の写真の反対側、方丈裏の池泉庭園。

心字池

腰かけて鑑賞することができます。

ほぼ同じ写真だけど、もう一枚。

秋や~(←まったりした感じ)

▼方丈を出て、木の間から大庫裏を撮影。

建長寺_大庫裏

▼葉っぱ越しに唐門。

建長寺

▼唐門の左側にある参道。境内の奥へ進みます。(時刻11:03)

お寺の参道らしくない?

建長寺もほかの多くの鎌倉の寺院と同様、谷戸(やと)と呼ばれる谷あいの狭小な土地に開かれています。なので、岩肌を間近に見たりします。

建長寺_塔頭

建長寺_竹林

建長寺の鎮守「半僧坊(はんそうぼう)」へ向かいます。1つ目の鳥居。(時刻11:23)

建長寺_境内

建長寺_紅葉

▼2つ目の鳥居。その先には石段上りが待ち受けていた。

▼3つ目の鳥居。この後も上りが続く・・・

建長寺_紅葉

着いた?(時刻11:31)

建長寺_半僧坊

建長寺_半僧坊

▼この天狗と河童さんたちは何?

と思ったら、河童ではなく、すべて天狗らしい。

半僧坊のご祭神・半僧坊大権現に仕える天狗の像が12体祀られています。

▼石段上りがまだあった・・・

建長寺_天狗像

▼今度こそ着きました。(時刻11:37)「半」が写ってません (-_-;)

ここで半僧坊の御朱印をもらえます。(私はもらいませんでした)

▼ 「山頂へ5分」の案内板が・・・

さらに上があるのか!?

ここまで来て、山頂に上らないという選択肢はない。

▼半僧坊からさらに150段の石段を上ります。

途中、

建長寺_伽藍

さっき見てきた伽藍が見えるではないか!

中央は建長寺の伽藍、左奥は鎌倉市街とうっすら相模湾

上から見ると、谷間に境内が開かれているのがよくわかります。

というか、ほぼ山の中。

▼そして、石段を150段上りきると・・・

建長寺_富士山

キター! マウント フジ!!

建長寺_富士山

白いお頭を雲の上にのぞかせている。(時刻11:44)

写真を撮ったり参道脇にある塔頭寺院に寄ったりしながら歩いて、唐門の横からここまで約40分。

達成感あり~

▼ということで、戻ります。

建長寺_紅葉

黄色がきれいだったなぁ~

・・・

すっかり下山(?)して、三門の近くまで来ました。

▼三門横にある鐘楼。(時刻12:07⇒富士山を見てから23分)

建長寺_鐘楼

▼梵鐘は建長寺の創建当時から残るもので、国宝の指定を受けています。

建長寺_梵鐘

これにて建長寺の参拝は終了。

鎌倉五山一位にふさわしく見応え(歩き応え?)のあるお寺でした。

御朱印「南無地蔵尊

直書きしていただきました。

建長寺_御朱印

 

建長寺の基本情報

臨済宗 建長寺派 大本山
山号:巨福山(こふくさん)
・御本尊:地蔵菩薩
・創建:1253年
・開基:北条時頼/開山:蘭渓道隆
文化財:国宝、重要文化財
・神奈川県鎌倉市

2022(令和4)年11月25日(金)参拝(60歳8か月)