明月院のお堂の一室に円形の窓がある。その窓は外の景色と光を取り込んで、和の空間を秋に演出していました。※2022年11月参拝
この記事の内容
徒歩約6分で到着です。(北鎌倉駅からは徒歩約10分)
明月院と北条氏
境内に入って左手に北条時頼公(鎌倉幕府第5代執権)の廟所があります。
ほ~、明月院も北条氏と関係があるのか?・・・
ということで調べて、ざっくりまとめてみました。
北条時頼は、病のため30歳で執権を辞め、明月院(当初は明月庵)のあたりに建てた最明寺で出家し隠居生活を送りました(「最明寺殿」と呼ばれた)。
病が回復し、幕政への関与を続けましたが37歳の若さで最明寺で逝去。
その後、時頼の子・時宗(第8代執権)により最明寺は禅興寺となり、室町時代に明月庵は禅興寺の支院となり明月院と改められました。
禅興寺は明治初年に廃寺になり、現在、明月院のみが残っています。
ということで、明月院に時頼公のお墓があるんですね。
▼山門前の石段。
季節には石段の両脇に姫あじさいが咲き、人気の撮影スポットになるようです。
本堂「悟りの窓」
山門をくぐって本堂に向かうと噂の(?)丸窓を撮る人たちが列をなしていました。5~10分ほど並んだでしょうか。
▼2列の右側に並び、撮ったのがこの写真。
後がつっかえていたので、じっくり撮るわけにもいかず・・・
▼撮影場所のすぐ左のところでお参りします。
そうこうしているうちに列がなくなったので、再度トライ。
今度は正面から撮れました~
丸窓の向こうに見えるのは「本堂後庭園」。
6月上旬のハナショウブの時期と12月上旬の紅葉の時期のみ季節限定で公開しているとのことです。(なので、入れませんでした)
▼トリミングしてみました。
▼本堂前の枯山水庭園。
中央奥の木は枝垂れ桜で、この庭園は春がよさそうです。
▼開山堂。
歴代住持の位牌などが祀られているそう。茅葺の上品な感じのお堂です。
これにて明月院を後にしました。
御朱印「聖観世音菩薩」
書き置きでした。ご本尊の「聖観世音菩薩」です。
●明月院の基本情報
・臨済宗 建長寺派
・山号:福源山(ふくげんざん)
・御本尊:聖観世音菩薩
・創建:1160年
・神奈川県鎌倉市
2022(令和4)年11月24日(木)参拝(60歳8か月)