541こ・む

神社仏閣めぐり初心者が始めた「なるほど」参拝紀行

【鎌倉・明月院】名月を 覗いてみれば 秋の庭 |60歳からの御朱印めぐり〔018/541〕

明月院のお堂の一室に円形の窓がある。その窓は外の景色と光を取り込んで、和の空間を秋に演出していました。※2022年11月参拝

明月院_悟りの窓

この記事の内容

 

浄智寺を後にして、明月院へ向かいました。

徒歩約6分で到着です。(北鎌倉駅からは徒歩約10分)

明月院_正面入口

正面入口

明月院と北条氏

境内に入って左手に北条時頼公(鎌倉幕府第5代執権)の廟所があります。

明月院_北条時頼公廟所

北条時頼公廟所

明月院_北条時頼公墓所

北条時頼墓所

ほ~、明月院も北条氏と関係があるのか?・・・

ということで調べて、ざっくりまとめてみました。

北条時頼、病のため30歳で執権を辞め、明月院(当初は明月庵)のあたりに建てた最明寺で出家し隠居生活を送りました(「最明寺殿」と呼ばれた)。

病が回復し、幕政への関与を続けましたが37歳の若さで最明寺で逝去

その後、時頼の子・時宗(第8代執権)により最明寺は禅興寺となり、室町時代に明月庵は禅興寺の支院となり明月院と改められました。

禅興寺は明治初年に廃寺になり、現在、明月院のみが残っています。

ということで、明月院に時頼公のお墓があるんですね。

▼山門前の石段。

明月院_山門前の石段

明月院は「あじさい寺」とも呼ばれる紫陽花の名所。

季節には石段の両脇に姫あじさいが咲き、人気の撮影スポットになるようです。

本堂「悟りの窓」

山門をくぐって本堂に向かうと噂の(?)丸窓を撮る人たちが列をなしていました。5~10分ほど並んだでしょうか。

▼2列の右側に並び、撮ったのがこの写真。

明月院_悟りの窓

後がつっかえていたので、じっくり撮るわけにもいかず・・・

▼撮影場所のすぐ左のところでお参りします。

明月院_本堂

ご本尊は聖観世音菩薩

そうこうしているうちに列がなくなったので、再度トライ。

今度は正面から撮れました~

明月院_悟りの窓

「悟りの窓」

明月院_悟りの窓

丸窓の向こうに見えるのは「本堂後庭園」。

6月上旬のハナショウブの時期と12月上旬の紅葉の時期のみ季節限定で公開しているとのことです。(なので、入れませんでした)

▼トリミングしてみました。

明月院_悟りの窓

明月院_悟りの窓

明月院_悟りの窓

明月院_悟りの窓

▼本堂前の枯山水庭園。

明月院_枯山水庭園

中央奥の木は枝垂れ桜で、この庭園は春がよさそうです。

▼開山堂。

明月院_開山堂

歴代住持の位牌などが祀られているそう。茅葺の上品な感じのお堂です。

明月院_境内

明月院_紅葉

これにて明月院を後にしました。

御朱印「聖観世音菩薩」

書き置きでした。ご本尊の「聖観世音菩薩」です。

明月院_御朱印

 

明月院の基本情報

臨済宗 建長寺派
山号:福源山(ふくげんざん)
・御本尊:聖観世音菩薩
・創建:1160年
・神奈川県鎌倉市

2022(令和4)年11月24日(木)参拝(60歳8か月)