富山県高岡市にある射水(いみず)神社は越中の一宮。9月の3連休に帰省し、お詣りに行ってきました。
この記事の内容
高岡って、どこ?
射水神社は地元(出身地)では知られた神社ですが、そもそも
「たかおか? どこ??」
という人のために地図を用意しました~
北陸新幹線のおかげで、東京駅からは最速2時間半で新高岡駅に着きます。
北陸(長野)新幹線ができる前はもっと全然時間がかかってましたが、楽になったものです。
城郭にある日本唯一の一宮
射水神社は高岡駅からは徒歩約17分の距離。この日は相も変わらず朝から暑かったのでタクシーで行きました。
加賀百万石の初代藩主・前田利長(としなが・加賀前田家の祖・利家の子)が隠居後、徳川家康と秀忠の許可を得て築城し、金沢城から居城を移した高岡城の本丸跡にあります。
江戸時代の城郭に社殿を構える唯一の一宮とのことです。
※高岡城は日本100名城の一つに選定されている。(天守などはなく、堀と石垣を遺すのみ)
※城跡は高岡古城公園として整備され、国の史跡に指定されている。また、桜の名所として日本さくら名所100選に選定されている。
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お国自慢
山つながり?
射水神社は、もともと二上山(ふたがみやま)そのものを祀る社であり、二上山麓にありました。
子どものころから見慣れた山だけど、こうして見るとなかなかきれいな山だと思ってしまった。
創祀は太古とされ、「延喜式神名帳」の写本の一つである「出雲本」では名神大社と記されているそう。
※神名帳(じんみょうちょう):神社とその祭神の名を記す帳簿
(なので、そこそこ格式が高い!)
明治時代になり、政府の神仏分離令により二上神(ふたがみのかみ)を瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)として祀るようになり、高岡城跡の現在地に遷座されました。
●瓊瓊杵尊
天照大御神の孫神。高天原(たかまがはら)から葦原の中つ国(あしはらのなかつくに=日本)を治めるために日向高千穂峰に天降った(天孫降臨)神さま
この日は秋季大祭の日で、到着したときは何やら儀式っぽいことが行われていました。車が停まっているのはその関係と思われます。
外拝殿の屋根にも千木(ちぎ)と鰹木(かつおぎ)があります(4本)。千木・鰹木は本殿に付いていて、拝殿にはなかったりしますが。
「万葉のふるさと」
高岡市は万葉歌人として有名な大伴家持(やかもち)が越中守として5年間赴任していた場所で、二上山を歌枕に多くの歌を詠んでいます。
万葉集にのせられている家持の歌のうち、越中時代に詠まれたものが約半数の223種あり、高岡は「万葉のふるさと」と呼ばれています。
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またしてもお国自慢
御朱印
コスモスバージョン
直書きでいただきました。
お正月バージョン
初詣のときにいただいたもの。こちらは書き置きでした。
●射水神社の基本情報
・式内社(名神大または小)/越中総鎮守一宮/旧国幣中社/別表神社
・ご祭神:二上神〔瓊瓊杵尊〕
・創建:創祀は太古。1875年に現在地へ遷座
・富山県高岡市
2023年1月2日(月)(60歳10か月)・9月16日(土)(61歳6か月)参拝