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神社仏閣めぐり初心者が始めた「なるほど」参拝紀行

【京都・金閣寺】北山の 雨の金閣 いとをかし|60歳からの御朱印めぐり〔004/541〕

金閣寺

金閣寺を参拝した日は雨。空に色はなく、遠景の山並みや樹々が雨にくすむなか、金閣は変わらずその色彩を放っていました。

この記事の内容

雨空の 緑にひとり 黄金色

金閣寺

舎利殿金閣」と鏡湖池(きょうこち)

金閣寺の正式名称は鹿苑寺(ろくおんじ)

漆地に金箔を押した「舎利殿(しゃりでん)」が「金閣」と呼ばれることから一般に金閣寺と呼ばれています。

金閣寺

杮(こけら)葺きの屋根に鳳凰を戴く

金閣寺の庭園は国の特別名勝特別史跡に指定されています。

金閣寺

金閣寺

端正なお姿(右から撮影)

金閣は3層構造になっています。

1層には釈迦三尊像足利義満像が、2層には観音像と四天王像が、3層には仏舎利が安置されています。
仏舎利:お釈迦さまの遺骨。毛髪や歯などの場合もある

金箔は3層内部にも押されているとのこと。(←見たい!)

金閣寺

金閣さまの後ろ姿

金閣寺

金閣寺について

もとは義満の山荘

金閣寺の創建者は室町幕府第3代将軍足利義満

義満の生前、山荘(北山殿(きたやまどの)と呼称)だったものが遺言にしたがい寺院に改められ、鹿苑寺と称しました。

夢の競演?!

金閣寺は、同じく義満が創建した相国寺(しょうこくじ)の山外塔頭(たっちゅう)で、相国寺の住職が金閣寺の住職を兼ねているそうです。(銀閣寺も同様)
塔頭:本寺の境内にある末寺院

義満は「花の御所」に続き相国寺を創建し、さらに北山に山荘を造営。

金箔で着飾った金閣が完成した同じ年には、相国寺の七重大塔(高さ109メートル!)も完成しました(4年後に落雷で焼失)。

「花の御所」と金閣と七重大塔。見たかったですね~

相国寺足利義満についてはこちの記事にまとめていますので、ご参照ください。

pirooh.hatenablog.com

御朱印舎利殿

直書きです。

金閣寺_御朱印

▼拝観料を納めるとこのようなお札をいただけました~(左は銀閣寺のもの)

なんか得した気分。

 

金閣(鹿苑)寺の基本情報

臨済宗 相国寺派
山号:北山(ほくざん)
・御本尊:聖観世音菩薩
・創建:1397年
文化財世界文化遺産
京都市北区

2022(令和4)年10月9日(日)参拝(60歳7か月)