金閣寺を参拝した日は雨。空に色はなく、遠景の山並みや樹々が雨にくすむなか、金閣は変わらずその色彩を放っていました。
この記事の内容
雨空の 緑にひとり 黄金色
漆地に金箔を押した「舎利殿(しゃりでん)」が「金閣」と呼ばれることから一般に金閣寺と呼ばれています。
金閣は3層構造になっています。
1層には釈迦三尊像と足利義満像が、2層には観音像と四天王像が、3層には仏舎利が安置されています。
※仏舎利:お釈迦さまの遺骨。毛髪や歯などの場合もある
金箔は3層内部にも押されているとのこと。(←見たい!)
金閣寺について
もとは義満の山荘
義満の生前、山荘(北山殿(きたやまどの)と呼称)だったものが遺言にしたがい寺院に改められ、鹿苑寺と称しました。
夢の競演?!
金閣寺は、同じく義満が創建した相国寺(しょうこくじ)の山外塔頭(たっちゅう)で、相国寺の住職が金閣寺の住職を兼ねているそうです。(銀閣寺も同様)
※塔頭:本寺の境内にある末寺院
義満は「花の御所」に続き相国寺を創建し、さらに北山に山荘を造営。
金箔で着飾った金閣が完成した同じ年には、相国寺の七重大塔(高さ109メートル!)も完成しました(4年後に落雷で焼失)。
「花の御所」と金閣と七重大塔。見たかったですね~
相国寺と足利義満についてはこちの記事にまとめていますので、ご参照ください。
↓
御朱印「舎利殿」
直書きです。
▼拝観料を納めるとこのようなお札をいただけました~(左は銀閣寺のもの)
なんか得した気分。
●金閣(鹿苑)寺の基本情報
・臨済宗 相国寺派
・山号:北山(ほくざん)
・御本尊:聖観世音菩薩
・創建:1397年
・文化財:世界文化遺産
・京都市北区
2022(令和4)年10月9日(日)参拝(60歳7か月)