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神社仏閣めぐり初心者が始めた「なるほど」参拝紀行

【京都・北野天満宮】古社殿に 心花やぐ 紅白梅|60歳からの御朱印めぐり〔031/541〕

北野天満宮_御本殿

北野天満宮は京都屈指の梅の名所です。参拝した3月初旬は約1,500本の紅白の梅が咲き誇り、見頃を迎えていました。

この記事の内容

京都屈指の梅どころ

北野天満宮は、「学問の神さま」として受験生の絶大な人気を博す「天神さま」・菅原道真公を祀る天満宮・天神社の総本社です。
太宰府天満宮も総本社

菅原道真公は梅をこよなく愛したとされ、境内には50種約1,500本の梅が植えられています。

京都でも指折りの梅の名所として知られています。

北野天満宮_一の鳥居

一の鳥居は高さ11.4メートル

北野天満宮_一の鳥居

狛犬の台座に梅の木を発見!

「隠れうめ」をさがせ!

天満宮・天神社のご神紋は梅の花です。

北野天満宮_扁額

扁額の上部に梅のご神紋

丸を並べた単純な絵柄ですが、かわいくて好きです。ご神紋を発見するとうれしくなります。

写真を見て気づいたものが多いのですが、梅のご神紋を集めてみました。

北野天満宮_ご神紋

北野天満宮_ご神紋

北野天満宮_梅のご神紋

北野天満宮_ご神紋

まだまだありそうです。

「隠れうめ(?)」を探し歩くのも楽しいかもしれません。

雪月花の「花の庭」は梅盛り

北野天満宮の梅苑「花の庭」は、妙満寺の「雪の庭」、清水寺の「月の庭」と合わせて「雪月花の三庭苑」と呼ばれているそう。

入苑した3月初旬は紅白の梅が咲き誇り、華やかな雰囲気に包まれていました。

北野天満宮_梅苑「花の庭」

北野天満宮_梅苑「花の庭」

北野天満宮_梅苑「花の庭」

北野天満宮_梅苑「花の庭」

北野天満宮_梅苑「花の庭」

北野天満宮_梅苑「花の庭」

北野天満宮_梅苑「花の庭」

北野天満宮_梅苑「花の庭」

写真の階段を上ると梅苑を一望できます。↓

北野天満宮_梅苑「花の庭」

北野天満宮_梅苑「花の庭」

北野天満宮_梅苑「花の庭」

境内も見どころ満杯

楼門、宝物殿

二の鳥居からさらに進み、楼門に到着しました。

北野天満宮_楼門

こちらは宝物殿です。

北野天満宮_宝物殿

牛の像があるのは、なぜ?

手水舎に牛の像がありました。

北野天満宮_手水舎

カラフル!な「北野の花手水」と牛さんがお出迎え

北野天満宮では、境内のあちこちで牛の像を見ることができます。

北野天満宮_牛

子連れの牛さん

北野天満宮_牛

目が赤い牛さん。ちょっと怖いかも

北野天満宮_牛

しっぽが長い牛さん

牛の像があちこちで見られるのは、牛が天神さまのお使いだからなんですね。稲荷神社のキツネのようなものです。

では、なぜ、牛が神使なのか?

それは、菅原道真公が丑年生まれだったことが一つ。

もう一つは、菅公(かんこう)が太宰府で亡くなられ、牛車に遺骸を曳かせている途中、牛が座り込んで動かなくなってしまい、菅公をその場に埋葬したという伝説があることです。

それで、神牛の像はすべて伏した姿になっているんですね。

その埋葬された場所が現在の太宰府天満宮とのことです。

北野天満宮_牛の神像

こんな風に動かなくなってしまったのでしょうか???

三光門

三光門(中門)に到着です。桃山時代の建築で、国の重要文化財に指定されています。

北野天満宮_三光門

北野天満宮_三光門

堂々たる構え

北野天満宮_三光門

北野天満宮_三光門

かっこいい!

北野天満宮_扁額

金色の龍。凝ってますねぇ~

北野天満宮_三光門

御本殿側の彫刻

国宝・御本殿

御本殿が現れました。国宝です!

北野天満宮_御本殿

北野天満宮_御本殿

桧皮葺(ひわだぶき)の屋根がいい感じ

北野天満宮のホームページによると、現存する桃山建築の中でも、建築造営当時の規模そのままに保存されているのは、神社建築中でも唯一のものとのことです。

北野天満宮_飛梅

伝説の「飛梅

飛梅」は、御神前に植えられることを許された唯一の梅

菅公は左遷されて太宰府へ赴くときに、京の自宅・紅梅殿にあった梅の木に

「東風(こち)吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな」

という歌を詠みました。

数年後、その梅が菅公を慕って太宰府へ飛んで行ったという伝説の梅です。

北野天満宮_本殿

絢爛・精緻な意匠の数々

北野天満宮_御本殿

北野天満宮_御本殿

北野天満宮_御本殿

金の装飾や彫刻がすばらしい

北野天満宮_御本殿

あったー! 唯一立っている牛さんだそうです

北野天満宮_御本殿

御本殿右後方から撮影

北野天満宮_御本殿

御本殿左手前から撮影

摂社・末社も見ごたえあり

50ある摂社・末社のいくつかを紹介します。

三光門の前に鎮座する摂末社は古い社殿、特に屋根の感じがめちゃくちゃいいです。

北野天満宮_火之御子社

火之御子社(ひのみこしゃ)。屋根が苔むしているようでした

北野天満宮_老松社

老松社(おいまつしゃ)

北野天満宮_福部社

福部社(ふくべしゃ)

続いて御本殿の奥(北側)に鎮座する摂末社です。

北野天満宮_竈社

竈社(かまどしゃ)。台所の守り神

北野天満宮_竈社

白梅が「通せんぼ」してました。枝ぶりに歴史を感じます

下の写真は、北野天満宮の創祀者とされる巫女の多治比文子(たじひのあやこ)が最初に菅公を祀った文子天満宮

北野天満宮_摂末社

文子天満宮

北野天満宮_摂末社

地主社。境内でもっとも古い社だそう

北野天満宮_老松社

老松社

北野天満宮_牛社

牛社(人だかりだったので中に入らなかったことを後悔中)

北野天満宮_牛社

牛社。絵馬が超たくさん

御朱印

御朱印は何種類かありましたが、直書きにこだわって朱印と日付のみのシンプルなものをいただきました。

北野天満宮_御朱印

 

北野天満宮の基本情報

・約1万2千社ある天満宮・天神社の総本社/旧官幣中社
 二十二社(下八社)/別表神社
・ご祭神:
 菅原道真公、菅公御子息、菅公北の方
・創建:947年
文化財:国宝、国指定重要文化財
京都市上京区

2023(令和5)年3月6日(月)参拝(61歳0か月)