私は子どものころから源氏が好きである。理由はいたって単純だ。源平合戦で勝ったからである。義経が連戦連勝し、頼朝が日本史上初の本格的な武家政権を打ち立てた。
その頼朝・義経の8代前の祖先が清和源氏の祖・源経基(つねもと)公であり、六孫王(ろくそんのう)神社にお祀りされている。
この記事の内容
六孫王とは?
ご祭神の源経基公は、第56代清和天皇の六男である貞純(さだずみ)親王の第一子。
清和天皇の「六男の子」「孫」にあたるため、経基公は皇室内では「六孫王」と愛称で呼ばれていたという。
元服後、源氏の姓を賜り、臣籍に加えられた。
※臣籍:皇族ではなく、一般国民の身分
境内の紹介
六孫王神社に到着したのは午後4時。
▼経基公の長男・満仲公誕生の際に、神龍池のそばに琵琶湖の竹生島(ちくぶしま)から弁財天を勧請し、安産を祈願し産湯に使ったという「誕生水弁財天社」。
神龍池には鯉がいて、池に架かる太鼓橋は「鯉(恋)の架け橋」と呼ばれているそう。
「源氏三社」の一つ
六孫王神社は、「源氏三社」の一社である。
・多田神社
ご祭神:源満仲(みつなか)公(清和源氏第2代)、頼光・頼信・頼義・義家公
兵庫県川西市
・壺井権現社(壺井八幡宮内)
ご祭神:源頼信・頼義・義家公(河内源氏初代、2代、3代)
大阪府羽曳野(はびきの)市
河内源氏については、こちらの記事で少し触れていますので、ご参照ください。
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あと2つ、行きたい。
御朱印
朱印と日付のシンプルなタイプのものでした(直書き)。
●六孫王神社の基本情報
・源氏三社の一つ
・ご祭神:
六孫王大神(源経基)、天照皇大御神、八幡大神
・創建:860年
・京都市南区
2023(令和5)年3月7日(火)参拝(61歳0か月)